寒かったり、あたたかかったり。別れがあったり、出会いがあったり。

さまざまな情感の入り交じる季節です。

「春分の　日をやはらかく　ひとりかな」（石田波郷）

春の陽と過ごす、おだやかな時間も素敵ですね。

あたたかな春の訪れをひと足先に教えてくれる「河津桜」

この近くでは一条戻橋の花がよく知られています。

京都ではこれから御室桜の時季まで桜が楽しめそうです。

「さくら咲いて、なるほど日本の春で」（種田山頭火）

日ごとに春を感じる時季「雨水」。

土の中では草も芽を出しはじめているでしょうか。

「ほろ苦き　恋の味なり　蕗の薹」（杉田久女）

旬の味も楽しみな季節です。

二十四節気最初の暦「立春」を迎えました。

「春雪三日　祭の如く　過ぎにけり」（石田波郷）

雪が積もることの少ない京都。

梅の花と風に舞う雪。今年もそんな情景を見られるでしょうか。